受振器
【英】: geophone
同義語: ジェオフォン 受震器
地震探査法において、ダイナマイトあるいは非爆薬震源によって発震された地震弾性波はいろいろな経路を伝播{でんぱ}して、地上または水中に展開された受露点に到着する。受震点において地震波動は地面または水を動かすが、受振器からはこの振動に比例した電圧が引き起こされ、地震探鉱機へ送られる。受振器は地震探査用に考案された小型地震計である。陸上調査で用いられるものは可動線輸型速度受振器が一般である。海上調査で用いられるものは現場作業の便宜上特殊ケーブルに固着されているのが普通で、電歪{でんわい}型圧力受振器が大部分である。通常陸上用は“geophone”、海上用は“hydrophone”と呼ばれる。受震する位置を受震点、測定のための受震点配置を受震展開、隣り合う受震点相互の距離を受震点間隔、発展点と発震点に最も近い受露点との距離をオフセットという。一回の記録に用いられる受震点の数は、通常の作業では探鉱機のチャンネル数(トレース数)に等しい。反射地震探査法の場合、一受震点に複数の受振器が設置(群設置法、geophone grouping)されるのが普通である。 |

ジェオフォン

受震器

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