ストリーマー・ケーブル
読み方: すとりーまー けーぶる
【英】: streamer cable
【英】: streamer cable
海上地震探査用の受振器内蔵ケーブルである。ケーブルは塩化ビニール製チューブでできており、内部は一種の灯油で満たされているため、調査船の曳航{えいこう}とともに海水中である深度を浮遊することが可能になっている。ストリーマー・ケーブルのなかには非常に多数の圧力型受振器が内蔵されていて、その全長は約 3km にも達するのが普通である。最近は受震点の増加傾向を反映して、これが 5km 以上にもなるケーブルが出回ってきた。ただし、ケーブル全体が 1 本のチューブになっているのではなく、50 ~ 70m のセクションと呼ぶ単位で構成されており、多数のセクションを連結して使用する。したがって、受振器に故障が生じたときには、その部分のセクションのみを交換することができる。ストリーマー・ケーブルには、特殊なえい航ノイズ消去装置(加速度相殺型受振器)が取り付けてあるため、調査船を停めることなく連続観測が可能である。このため、海上地震探査作業の能率が飛躍的に向上する結果となった。 |
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