地球侵攻の目的
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/28 00:21 UTC 版)
彼らの母星である惑星マゾーンが超新星爆発に飲み込まれて消滅したため、新しい移住先を求めてマゾーンは女王ラフレシアに率いられ、彼らが「第2の故郷」と呼ぶ地球へと侵攻を開始する。この「民族大移動」は、惑星の住民全てという大規模なものである。 ゾルの弁によると、まるで星の川が流れるほどの大艦隊であり、後尾は暗黒ガス帯に隠れていてどれほど続いているかわからないほどだという。アニメ劇中でもその規模についてナレーションで「天の川を思わせる」と言及されている。その艦隊の構成は戦闘艦だけではなく、市民船や救護船、他星の奴隷船なども含めた大キャラバンであり、途中、戦力増強のためトカーガ星などを征服しているもののそうした惑星には移住せず、あくまでその目的地は地球である。 アニメでは長旅に疲れたマゾーン市民達を見捨てて進撃しようとする武官達と市民達との同行を唱える文官達との対立が生じた。キャラバンの内紛は拡大し、ラフレシアに反抗した離脱者も出ている。軍人達は市民達を「足手まとい」としてハーロックもろとも攻撃したために市民達との間で亀裂が深まり、これにハーロックという唯一にして最大の障害が加わったことでラフレシアの地球移住計画の歯車は大きく狂うことになった。 アニメ終了後も続いた原作の終盤でも指揮系統に乱れが生じており、ラフレシアの命令なしでアルカディア号を攻撃して処刑されたマゾーン指揮官がいた。
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