地域資料・郷土史資料の廃棄問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 23:36 UTC 版)
「武雄市図書館・歴史資料館」の記事における「地域資料・郷土史資料の廃棄問題」の解説
武雄市に対する公文書の情報開示請求により「平成24年度の武雄市図書館・歴史資料館の改修にあたって廃棄された蔵書(雑誌・新聞も含む)・視聴覚資料(蘭学館で使用されていた分も含む)の一覧」リストが明るみになり、CCCを指定管理者として2013年4月に図書館をリニューアルオープンするにあたり、蔵書やDVDなどの合計8760点を除籍し廃棄処分していたことが判明した。 その際に除籍・廃棄された資料には、武雄市が重点的に収集していた温泉に関する資料や、図書館リニューアルに伴い閉鎖された歴史資料館の常設スペース「蘭学館」の蘭学に関する資料など、地域資料や郷土史資料が多数含まれていた。図書館法第3条では、公共図書館が収集すべき資料の最初に郷土資料・地方行政資料を挙げていることからも、図書館のアーカイブ機能を損なうものとして問題視された。 武雄市によると、資料の除籍は指定管理者制度導入以前に行われたという。また廃棄されたDVDの中には、ハリー・ポッターシリーズやスタジオジブリ作品など人気DVDも多く含まれ「併設されるTSUTAYAへの忖度」ではないかとも言われた。
※この「地域資料・郷土史資料の廃棄問題」の解説は、「武雄市図書館・歴史資料館」の解説の一部です。
「地域資料・郷土史資料の廃棄問題」を含む「武雄市図書館・歴史資料館」の記事については、「武雄市図書館・歴史資料館」の概要を参照ください。
- 地域資料・郷土史資料の廃棄問題のページへのリンク