地域の課題と今後の展望
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 15:03 UTC 版)
幡ヶ谷地域全体に共通する課題として、災害への脆弱性が挙げられる。幡ヶ谷地域は武蔵野台地の頑丈な地盤の上に位置するため、一見すると災害に強そうな地域に思えるが、狭隘な道が多く災害時の避難経路の確保が難しく、木造住宅が密集しているエリアが広く火災発生時に被害が拡大しやすいことから災害に強いまちづくりが急務となっている。渋谷区では、2019年10月29日に本町(一丁目・三丁目を除く)で防災街区整備地区計画の変更を行い、災害に強い街づくりを進めている。また、本町五丁目にある東京消防庁本町待機宿舎の建て替えに当たっては、地域の防災機能向上等の観点から周辺道路の拡幅が行われ、徐々にではあるが改善が図られている。 渋谷区では幡ヶ谷地域に「ササハタハツ」との愛称をつけ、幡ヶ谷地域一体となった再開発を進めようとしている。2020年、地域住民をはじめ地域に関わるあらゆる人々にとって幡ヶ谷地域を魅力的な街にしていくため、まちづくりの実行組織「ササハタハツまちラボ」が官民共同(渋谷区と渋谷未来デザイン、京王電鉄が参加)で設置された。住民が参加できるワークショップや座談会等も頻繁に行われており、住民主体のまちづくりが進められているといえよう。今後は玉川上水の緑道や水道道路を中心に再開発が進められてく予定であり、幡ヶ谷地域はかつてない変化を遂げようとしている。
※この「地域の課題と今後の展望」の解説は、「幡ヶ谷」の解説の一部です。
「地域の課題と今後の展望」を含む「幡ヶ谷」の記事については、「幡ヶ谷」の概要を参照ください。
- 地域の課題と今後の展望のページへのリンク