国際的な経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 03:06 UTC 版)
1974年9月25日、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴで、世界初のトライアスロン大会が実施された。46人の選手が出場した。 1977年、ハワイで、アメリカ海軍の軍人達が宴会の席上、「マラソン・遠泳・サイクルロードレースのどれが最も過酷か」と議論、比較できず、「この際まとめてやってみよう」と、翌1978年、同地でアイアンマン・トライアスロンが行われた。これがきっかけとなり、この時のレース距離スイム3.8km・バイク180km・ラン42.195kmと制限時間17時間でのレースが、アイアンマン世界選手権大会へと発展し、現在、世界各地でハワイ本戦出場をかけたアイアンマンレースが開催されている。 1982年、3種目のレース距離を短縮し、スイム1.5km・バイク40km・ラン10km、合計51.5kmとした新たな国際基準が設定された。従来のレース距離に対し、1/4以下という短距離(ショート・ディスタンス)となった。現在では、このレース距離の大会が多くを占めている。 1989年、国際トライアスロン連合設立。本部、カナダ・バンクーバー。 2000年9月、シドニーオリンピックでトライアスロンが正式種目となり、スタンダードディスタンスが採用された。これ以降、国際的にこの距離を「オリンピックディスタンス」とも呼ばれるようになった。 2021年7月、東京オリンピックで、男女個人に加え新種目として混合リレーが開催された。1人がスイム0.3km・バイク6.8km・ラン2kmの合計9.1kmを走り、女・男・女・男の順でリレーした。
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