国鉄チラ1形貨車 (初代)とは? わかりやすく解説

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国鉄チラ1形貨車 (初代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/26 21:23 UTC 版)

国鉄チラ1形貨車 (初代)
基本情報
車種 長物車
運用者 鉄道省
運輸通信省
運輸省
日本国有鉄道
所有者 鉄道省
運輸通信省
運輸省
日本国有鉄道
旧形式名 ホチ20000形
改造年 1928年(昭和3年)*
改造数 24両
消滅 1950年(昭和25年)
主要諸元
車体色
軌間 1,067 mm
全長 8,687 mm
全幅 2,680 mm
全高 2,612 mm
荷重 18 t
自重 8.5 t - 10.5 t
換算両数 積車 2.5
換算両数 空車 1.0
台車中心間距離 4,877 mm
備考 *称号規程改正年
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国鉄チラ1形貨車(こくてつチラ1がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)およびその前身である鉄道省等に在籍した18 t 積みの二軸ボギー長物車である。

概要

1928年(昭和3年)5月の車両称号規程改正によりホチ20000形 24両はチラ1形(チラ1 - チラ24)に形式名変更された。

ホチ20000形は、139両(ホチ20000 - ホチ20138)が在籍し、この内1913年(大正2年)に旭川工場にて製作されたホチ20000 - ホチ20024が本形式となった。残りのホチ20025 - ホチ20138はチラ30形、チラ85形となった

車体塗色は一色、寸法関係は、全長は8,687 mm、全幅は2,680 mm、全高は2,612 mm、自重は7.7 t - 9.5 tである。

戦後の1950年(昭和25年)に「第二次貨車特別廃車」の対象形式に指定され、5月20日通達「車工第376号」により告示され(当時の在籍車数は10両であった)同年に形式消滅した。

譲渡

1943年(昭和18年)9月27日に廃車となった1両(チラ15)が寿都鉄道(すっつてつどう)に譲渡され、チラ15形(チラ15)となった[1]

1951年(昭和24年)4月2日に廃車となった3両(チラ13,チラ18,チラ22)が天塩鉄道に譲渡され、チラ301形(チラ301 - チラ303)となった[2]

1951年(昭和26年)10月25日に廃車となった2両(チラ10,チラ20)が北海道拓殖鉄道に譲渡され、チラ401形(チラ404,チラ403)となった[3]

脚注

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  1. ^ 『RAIL FAN No.661』p.24-27
  2. ^ 『RAIL FAN No.683』p.17-19
  3. ^ 『RAIL FAN No.677』p.14-16

参考文献

  • 「貨車略図 明治四十四年 鉄道院」1990年、復刻 鉄道史資料保存会
  • 貨車技術発達史編纂委員会 『日本の貨車-技術発達史-』(初版)日本鉄道車輌工業会、2008年3月1日。 
  • JAPAN RAIL CLUB 『RAIL FAN No.661』 2007年11月
  • JAPAN RAIL CLUB 『RAIL FAN No.677』 2009年1月
  • JAPAN RAIL CLUB 『RAIL FAN No.683』 2009年7月

関連項目




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