国鉄チム1形貨車 (初代)とは? わかりやすく解説

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国鉄チム1形貨車 (初代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/28 06:44 UTC 版)

国鉄チム1形貨車 (初代)
基本情報
車種 長物車
運用者 鉄道省
所有者 鉄道省
旧形式名 ケタ20形
改造年 1928年(昭和3年)*
改造数 6両
消滅 1932年(昭和7年)
主要諸元
車体色
軌間 1,067 mm
全長 6,223 mm
全幅 2,311 mm
全高 1,784 mm
荷重 15 t
自重 6.8 t - 7.0 t
換算両数 積車 1.8
換算両数 空車 0.8
軸距 1,372 mm + 1,372 mm
最高速度 65 km/h
備考 *称号規程改正年
**三軸車
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国鉄チム1形貨車(こくてつチム1がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道省に在籍した15 t 積みの長物車である。

概要

1928年(昭和3年)5月の車両称号規程改正によりケタ20形 6両はチム1形(チム1 - チム6)に形式名変更された。

ケタ20形は、山陽鉄道1906年明治39年)12月1日に国有化され、この際引き継がれた車両6両(792,808,845,860,1094,1197)が1911年(明治44年)車両称号規程により形式化され誕生した形式である。「ケタ」は鉄桁運搬車を表し同車種ではケタ20形の1形式のみが存在した。1928年(昭和3年)の車両称号規程では鉄桁運搬車は廃止され長物車に区分された。

走行装置は三軸車であり、床板の上に回転枕木をそなえている。車体塗色は一色、寸法関係は、全長は6,223 mm、全幅は2,311 mm、全高は1,784 mm、自重は6.8 t - 7.0 t である。

最後まで在籍した車両が1932年(昭和7年)に廃車になり形式消滅した。

脚注

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参考文献

  • 吉岡心平 『3軸貨車の誕生と終焉(戦前編)』(初版)ネコ・パブリッシング〈RM LIBRARY 8〉、2000年3月1日。ISBN 4-87366-196-X 
  • 貨車技術発達史編纂委員会 『日本の貨車-技術発達史-』(初版)日本鉄道車輌工業会、2008年3月1日。 

関連項目




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