国鉄ツ100形貨車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 04:13 UTC 版)
| 国鉄ツ100形貨車 | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 車種 | 通風車 |
| 運用者 | 鉄道省 |
| 所有者 | 鉄道省 |
| 種車 | ツワ22550形 |
| 改造年 | 1928年(昭和3年) |
| 改造数 | 147両 |
| 消滅 | 1933年(昭和8年) |
| 主要諸元 | |
| 車体色 | 黒 |
| 軌間 | 1,067 mm |
| 全長 | 6,249 mm |
| 全幅 | 2,388 mm |
| 全高 | 3,581 mm |
| 荷重 | 10 t |
| 実容積 | 22.1 m3 |
| 自重 | 5.3 t - 6.4 t |
| 軸距 | 3,531 mm |
| 最高速度 | 65 km/h |
国鉄ツ100形貨車(こくてつツ100がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道省に在籍した10 t積みの通風車である。
概要
1928年(昭和3年)5月の車両称号規程改正によりツワ22550形(ツワ22550 - ツワ22719)147両はツ100形(ツ100 - ツ190、ツ192 - ツ247)に形式名変更された。この際何故かツ191は空番である。ツワ22550形は、山陽鉄道が国有化された際に誕生した形式であるワ7543形(ワ7543 - ワ7565、ワ14374 - ワ14381、ワ16146 - ワ16624)を1917年(大正6年)に改造した形式である。
車体塗色は黒一色であり、寸法関係は、全長は6,249 mm、全幅は2,388 mm、全高は3,581 mm、実容積は22.1 m3、自重は5.3 t - 6.4 tである。
1933年(昭和8年)に最後まで在籍した車両が廃車になり形式消滅した。称号規程改正時に同時に誕生したツ1形が戦後まで在籍したのに対してあまりに短い在籍期間であった。
脚注
参考文献
- 「貨車略図 明治四十四年 鉄道院」1990年、復刻 鉄道史資料保存会
- 貨車技術発達史編纂委員会 編「日本の貨車―技術発達史―」2008年、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊
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