国鉄ポ1形貨車とは? わかりやすく解説

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国鉄ポ1形貨車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/21 01:15 UTC 版)

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国鉄ポ1形貨車
基本情報
車種 陶器車
運用者 鉄道省
運輸通信省
運輸省
日本国有鉄道
所有者 鉄道省
運輸通信省
運輸省
日本国有鉄道
種車 ワ1形
改造所 名古屋工場
改造年 1934年(昭和9年)
改造数 7両
消滅 1953年(昭和28年)
常備駅 大曽根駅多治見駅和倉駅
主要諸元
車体色
軌間 1,067 mm
全長 6,324 mm
全幅 2,246 mm
全高 3,480 mm
荷重 10 t
自重 7.2 t - 8.1 t
換算両数 積車 1.4
換算両数 空車 0.7
走り装置 シュー式
車輪径 860 mm
軸距 3,048 mm
最高速度 65 km/h
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国鉄ポ1形貨車(こくてつポ1がたかしゃ)は、かつて鉄道省及び1949年(昭和24年)6月1日以降は日本国有鉄道(国鉄)に在籍した10t積の陶器車有蓋車)である。

概要

1934年(昭和9年)3月にワ1形より7両(ワ6650、ワ3977、ワ1781、ワ8766、ワ6167、ワ9227、ワ2904→ポ1 - ポ7)が名古屋工場にて陶器車に改造され、形式名は新形式であるポ1形とされた。

同時期に同工場にて同種車(ワ1形)からポ50形が同じく改造製作されたが、両形式の差異は不明である。

改造に際しては最小限の改造で済ませたため、鋼体化されることなく種車同様木造車として落成した。

全車専属貨車として名古屋地区に集中配置され、戦中期から戦後しばらくの間は有蓋車代用の運用も行われた。このため戦後の1950年(昭和25年)に陶器車として再整備を行ったがこの時点で改造より17年、製造から起算すると30年以上経過していたため翌々年に「老朽貨車の形式廃車」の対象形式に指定され、1952年(昭和27年)6月26日通達「車管第1232号」により告示された。(当時全車が在籍していた)

塗色は、であり、全長は6,324 mm、全幅は2,246 mm、全高は3,480 mm、軸距は3,048 mm、自重は7.2 t - 8.1 t、換算両数は積車1.4、空車0.7、最高運転速度は65 km/h、車軸は10 t長軸であった。

最後まで在籍した2両(ポ2, ポ7)が1953年(昭和28年)10月6日に廃車となり、同時に形式消滅となった。

参考文献

  • 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)

関連項目




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