国鉄チム1形貨車 (初代)
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国鉄チム1形貨車 (初代) | |
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基本情報 | |
車種 | 長物車 |
運用者 | 鉄道省 |
所有者 | 鉄道省 |
旧形式名 | ケタ20形 |
改造年 | 1928年(昭和3年)* |
改造数 | 6両 |
消滅 | 1932年(昭和7年) |
主要諸元 | |
車体色 | 黒 |
軌間 | 1,067 mm |
全長 | 6,223 mm |
全幅 | 2,311 mm |
全高 | 1,784 mm |
荷重 | 15 t |
自重 | 6.8 t - 7.0 t |
換算両数 積車 | 1.8 |
換算両数 空車 | 0.8 |
軸距 | 1,372 mm + 1,372 mm |
最高速度 | 65 km/h |
備考 |
*称号規程改正年 **三軸車 |
国鉄チム1形貨車(こくてつチム1がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道省に在籍した15 t 積みの長物車である。
概要
1928年(昭和3年)5月の車両称号規程改正によりケタ20形 6両はチム1形(チム1 - チム6)に形式名変更された。
ケタ20形は、山陽鉄道が1906年(明治39年)12月1日に国有化され、この際引き継がれた車両6両(792,808,845,860,1094,1197)が1911年(明治44年)車両称号規程により形式化され誕生した形式である。「ケタ」は鉄桁運搬車を表し同車種ではケタ20形の1形式のみが存在した。1928年(昭和3年)の車両称号規程では鉄桁運搬車は廃止され長物車に区分された。
走行装置は三軸車であり、床板の上に回転枕木をそなえている。車体塗色は黒一色、寸法関係は、全長は6,223 mm、全幅は2,311 mm、全高は1,784 mm、自重は6.8 t - 7.0 t である。
最後まで在籍した車両が1932年(昭和7年)に廃車になり形式消滅した。
脚注
参考文献
- 吉岡心平 『3軸貨車の誕生と終焉(戦前編)』(初版)ネコ・パブリッシング〈RM LIBRARY 8〉、2000年3月1日。ISBN 4-87366-196-X。
- 貨車技術発達史編纂委員会 『日本の貨車-技術発達史-』(初版)日本鉄道車輌工業会、2008年3月1日。
関連項目
- 国鉄チム1形貨車_(初代)のページへのリンク