国土交通省の集落状況調査(2006年)
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「限界集落」の記事における「国土交通省の集落状況調査(2006年)」の解説
国土交通省の「過疎地域等における集落の状況に関するアンケート調査」(調査基準:2006年[平成18年]4月、2007年[平成19年]1月中間報告、2008年[平成20年]8月17日最終報告)がある。この調査は、過疎地域を抱える全国775市町村に対して、そこに所属する62,273集落の状況を尋ねたものである。 その要点は以下のとおり。 高齢者(65歳以上)が半数以上を占める集落が7,878集落 (12.7%) ある。 機能維持が困難となっている集落が2,917集落 (4.7%) ある。 10年以内に消滅の可能性のある集落が423集落、「いずれ消滅」する可能性のある集落が2,220集落、合わせて2,643集落ある。 この「10年以内」と「いずれ」を合わせた数は1999年(平成11年)の調査と比較して284増加している。 なお、この調査にいう「集落」とは「一定の土地に数戸以上の社会的まとまりが形成された、住民生活の基本的な地域単位であり、市町村行政において扱う行政区の基本単位」のことで世界農林業センサス(農業センサス)における「農業集落」とは異なる概念であることに留意が必要。
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