国内外のメディアによる報道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 20:52 UTC 版)
「北朝鮮における2019年コロナウイルス感染症の流行状況」の記事における「国内外のメディアによる報道」の解説
北朝鮮では、公には感染者は0と報道していたが、水面下で対策支援を韓国などの他国に求めていたという。国外のメディアは北朝鮮の発表に疑義を挟む報道を行っており、例えば韓国のデイリーNKは、北朝鮮の新義州市にて2020年1月下旬に5人がCOVID-19が原因と思われる謎の高熱で死亡したが当局が箝口令を敷き隠蔽していると2月上旬に報じたことを皮切りに、3月には朝鮮人民軍内で180人がCOVID-19により死亡し、3,700人が隔離されたことを軍の医局が最高司令部に報告したと報道しているほか、現代朝鮮研究者で麗澤大学の西岡力客員教授は、COVID-19による北朝鮮国内の死者が1万人を超えたという内部情報を3月下旬に得たとしている。 北朝鮮国内の報道としては、3月27日に北朝鮮の国営メディアが感染予防措置として約2,280人を医学的監視対象者として隔離が行われていると報道した。連日北朝鮮では、世界各国の新型コロナウイルスの流行のニュースを報道している。海外出張から帰国した者と接触者、感染が疑われる症例がある者は30日間隔離し医学的観察を行っていると述べており、国内の感染者はいないことを繰り返し報道している。 デイリーNK発4月18日報道などによると、北朝鮮当局者が一般国民を対象にした講演で、平壌市と黄海南道、咸鏡北道で新型コロナウイルス感染者が発生したことを認めたことがわかった。 2020年12月に米シンクタンクの北朝鮮専門家ハリー・カジアニスが日本の情報当局者2人の話を根拠に「金正恩氏と一族、指導部内の複数高官は、中国政府が供給したワクチン候補のおかげで、新型コロナの予防接種を過去2-3週間の間に受けている」と述べたことを複数のメディアが相次いで報じた。これに対し、中国政府は否定的な見解を示した。
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