国債と内生的貨幣供給理論とは? わかりやすく解説

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国債と内生的貨幣供給理論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 06:12 UTC 版)

信用創造」の記事における「国債と内生的貨幣供給理論」の解説

日本政府私企業とは異なり民間銀行口座保有しておらず、円に関する預金口座日本銀行のみに開設している。また銀行国債購入するには、銀行日本銀行保有する当座預金残高利用している。その具体的な過程以下の通りである。 銀行国債新発債)を購入すると、銀行保有日銀当座預金は、政府開設する日銀当座預金勘定振り替えられる 政府は、たとえば公共事業発注にあたり請負企業政府小切手によってその代金支払企業は、政府小切手自己の取引銀行持ち込み代金取立依頼する 取立依頼され銀行は、それに相当する金額企業口座記帳する(ここで新たな民間預金生まれる)と同時に代金取立日本銀行依頼する この結果政府保有日銀当座預金(これは国債銀行への売却によって入手されたものである)が、銀行開設する日銀当座預金勘定振り替えられる 銀行戻ってきた日銀当座預金でふたたび国債新発債)を購入することができる したがって銀行国債消化ないし購入能力は、日本銀行による銀行にたいする当座預金供給仕振りによって規定されている 赤字国債の発行にもとづく政府支出場合であれ、建設国債発行にもとづく政府支出場合であれ、銀行受け入れた預金基礎国債購入するわけではなく逆に政府国債発行し銀行がそれを購入することによって、預金創造される。1から6までの過程自体は、少なくとも理論的に無限に続き得るものであり、この過程が示すように政府支出民間企業貯蓄となる。政府財政赤字民間貯蓄によってファイナンスされているのではなく、その反対に政府財政赤字民間貯蓄生み出している。

※この「国債と内生的貨幣供給理論」の解説は、「信用創造」の解説の一部です。
「国債と内生的貨幣供給理論」を含む「信用創造」の記事については、「信用創造」の概要を参照ください。

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