国保診療所における医師退職問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 13:21 UTC 版)
「上小阿仁村」の記事における「国保診療所における医師退職問題」の解説
2007年以降、村唯一の医療機関である上小阿仁村国保診療所に医師が定着せず、6年間に7人の医師が就任後間もなくして退職して上小阿仁村を去った。行政と住民の不適切な対応が話題となり「医者いじめの村」とインターネットで騒がれたことで注目を浴びることになった。『週刊プレイボーイ』や『NEWSポストセブン』の報道によれば個々の医師の退職にはそれぞれ異なる事情があったとされた。医師A-B-C、特に3人目のCの退職には村当局と住民との関係性が関与している可能性があったが、5人目が退職した2012年11月の時点で当時の村長であった中田吉穂は「体調不良でればしょうがないですよ。」「心臓にペースメーカーを入れてるような人だったから体調不良を崩した」などと「医者いじめ」に対し否定的な見解を述べていた。2014年に後述の奈良県立医科大学健康政策医学講座が現地で行った調査では、4人目以降の医師については村民との関係が退職に影響を及ぼしていたとする資料は得られなかったとしている。
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