回転型全熱交換機とは? わかりやすく解説

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回転型全熱交換機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/14 22:51 UTC 版)

全熱交換器」の記事における「回転型全熱交換機」の解説

1 回転型全熱交換器 回転型全熱交換器は図1のように、還気排気)側と給気側をセパレートしたケーシング内で、ハニカムロータが十数rpm速度回転する構造である。 構造原理的には回転型顕熱交換器と同じであるが、ハニカムロータに吸湿性持たせ潜熱湿度交換同時にできるようにしていることが異なる。 ハニカムロータに吸湿性持たせる方法には多孔質ハニカム塩化リチウム等の吸湿性の塩を含浸する方法シリカゲルゼオライトコーティングする方法アルミ箔表面化学的に吸湿性皮膜形成する方法などがある。 新し技術として、臭気移行防止するため、イオン交換樹脂使用したタイプ販売されている。 冬期の例で原理説明すると、呼吸により二酸化炭素増え換気必要な暖かな湿った還気室内空気)を全熱交換器排気ゾーン通過させることによって、還気含まれる全熱顕熱潜熱)がロータ蓄熱され、還気冷却減湿されて屋外排気される一方蓄熱したロータ給気側に回転し給気ゾーン取り入れた外気が、ロータ内を還気対向する方向通過すると、外気ロータ蓄えていた全熱受け取って暖かく湿った空気となって室内給気される。 夏期場合は、換気必要な冷たい低湿度の還気を、同様の作用全熱交換し高温高湿度外気予冷湿して室内給気する。

※この「回転型全熱交換機」の解説は、「全熱交換器」の解説の一部です。
「回転型全熱交換機」を含む「全熱交換器」の記事については、「全熱交換器」の概要を参照ください。

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