回心とゆるしとは? わかりやすく解説

回心とゆるし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 04:37 UTC 版)

ゆるしの秘跡」の記事における「回心とゆるし」の解説

ゆるしの秘跡は、罪をゆるす恵みの手段としてイエス・キリスト定めた通常の方法で、使徒その後継者に罪をゆるす権能授けられたとき、教会中にゆるしの秘跡制定した、とされている。その本質的要素は、聖霊はたらきのもとに回心する人間行為痛悔告白償い)と、キリストの名によって罪のゆるしを与え償い定め司祭のゆるしである。ゆるしの秘跡を受けるためには、悔い改め回心不可欠で、そのうえで罪の告白償い必要になるまた、大罪犯した場合には、赦される為にはこの秘跡不可欠となる。 ゆるしの秘跡授けることができるのは、使徒後継者である司教と、司教協力者である司祭である。司教司祭聴罪司祭)は告白聴き、「父と子聖霊のみ名によって」罪をゆるす権能行使する。また聴罪司祭には守秘義務があり、告白によって知った罪についての完全な秘密を守るように義務づけられていて、これに背け厳罰科せられるゆるしの秘跡は、洗礼以後犯した罪をゆるす恵みであるから、(洗礼以外の他の秘跡もそうだが)ゆるしの秘跡受けられるのはカトリック教会洗礼秘跡受けた信者だけである。また、現代ゆるしの秘跡典礼には、個別のゆるしの式と共同回心式がある。共同回心式は、教会共同体連帯して回心に励むためのもので、ことばの祭儀ミサの中で行われる。しかしこの場合にも、罪の告白個別的に行われるこのためカトリック教会聖堂には、小さな告解室(「告解部屋」とも)が設けられている。

※この「回心とゆるし」の解説は、「ゆるしの秘跡」の解説の一部です。
「回心とゆるし」を含む「ゆるしの秘跡」の記事については、「ゆるしの秘跡」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「回心とゆるし」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

回心とゆるしのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



回心とゆるしのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのゆるしの秘跡 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS