四国方言のアクセント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 01:43 UTC 版)
徳島県東部と愛媛県中部、高知県中部・東部は京阪式アクセントが用いられており、このうち徳島県東部と高知県中部・東部のアクセントは、近畿中央部のものより古い時代の京都アクセントに近い。香川県と徳島県北西部・愛媛県東予地方では、讃岐式アクセントと言われるものが用いられており、これはかなり古い時代に他地域と異なった方向に変化を遂げたとみられるアクセントである。一方、愛媛県南部・高知県西部では、内輪東京式アクセントが用いられている。また、南西部の東京式アクセントとの接触地域や四国山地においては、垂井式アクセントが用いられている。 愛媛県大洲市から鬼北町、高知県檮原町にかけては、型の区別が無い一型式アクセントであり、「雨」と「飴」、「橋」と「箸」、「歯医者」と「廃車」等をアクセントによって区別することが出来ないが、無アクセントとは異なり、アクセントの知覚はあるという方言である。
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