告発手記『わが父文鮮明の正体』
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「洪蘭淑」の記事における「告発手記『わが父文鮮明の正体』」の解説
文孝進との離婚後に、教団側の反対に屈せずに出版した告発手記で、教団の後継者と見られてきた夫が暴力をふるい、酒、タバコ、麻薬や女性に溺れていること、「再臨のメシア」とされてきた義父、文鮮明の女性問題や私生児の存在など、「神の家庭」とされてきた文家の偽善的な実態を暴露した。この手記は内外に大きな波紋を呼び、教団を離れる信者が多数出た。同様の告発をアメリカのテレビ番組や新聞等でも行ったが、統一教会/統一協会側からの抗議はなかったと見られる。 原題『IN THE SHADOW OF THE MOONS』は直訳すると『月たちの影で』という意味になるが、これは文鮮明の「文」の英語表記である“Moon”と月を意味する“Moon”をかけたものである。 出版の動機については「騙されたという気がしているから」と述べている。義父であった文鮮明と元夫であった文孝進については、あまりにも大きな欠陥があるため、神がこの二人を自分の代理人に選ぶことはありえないとわかったと述べている。しかし、文鮮明は私を失望させたが、神は私を失望させなかったとして、神への信仰は持ち続けている。「文一族が(統一教会/統一協会の信者よりも)霊的に優れているという神話を広めることは恥ずべき欺瞞である。」と語っている。
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