吉川本太平記とは? わかりやすく解説

吉川本太平記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/24 20:08 UTC 版)

吉川元春」の記事における「吉川本太平記」の解説

『太平記』南北朝期争乱描いた軍記物語で、戦国時代武人にも広く愛読された。 尼子氏討伐陣中で元春は『太平記』40巻を書写し、これは現在に『吉川本』として伝わっている。吉川本太平記は元春自身書写したもので、現在は財団法人吉川報效会の所有となっており、岩国市吉川史料館保管している。太平記本文カタカナ交じりで、古い形式良く伝えている。 奥書朱筆によれば吉川元春第1冊永禄6年1563年12月に筆を下しその後各巻書写行って永禄8年1565年7月に第39冊の書写完成したとしている。別に自筆太平記目録1冊もある。 太平記には多少異本存在認められそのうち最も原作に近いと認められていたのは神田太平記であったが、神田本に14巻欠失があった。吉川本神田本に近い内容を有し、しかもほぼ全巻完備していることから、古典文学研究きわめて貴重な資料とされる昭和34年1959年12月18日国の重要文化財書蹟)に指定された。

※この「吉川本太平記」の解説は、「吉川元春」の解説の一部です。
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