古代種とジェノバ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 10:58 UTC 版)
「ファイナルファンタジーVII」の記事における「古代種とジェノバ」の解説
「古代種」(セトラ)とは本作の世界において、現生人類とは別種族と思われる、古くから「星」に住んでいた者達およびその血縁にあたる者である。外見において現生人類と何ら変わりなく、両種族間の混血児も存在する。ヒロインのエアリスは、古代種の唯一の生き残りである。古代種は、「星読み」と称する星そのものと対話する能力を持っており、地上のあらゆる所に移動しながら星の中心となるライフストリームを導き、星に生きるあらゆる命を栄えさせていた。また、古代種は「約束の地」と呼ばれる土地を目指すとされ、そこには至上の幸福が眠るとも言われているが、詳細については作中では言及されない。神羅は、「約束の地」を魔晄エネルギーが豊富な土地のことだと解釈しており、そのため古代種の生き残りであるエアリスを常に監視下においていた。 2000年前に宇宙のどこからか地球へ飛来してきた高等生命体が「ジェノバ」である。ジェノバがノルスポル(後のアイシクルエリア北部)に墜落した際、そこには巨大なクレーター(北の大空洞)ができ、そこから大量のライフストリームが吹き出すという事態になった。古代種たちは吹き出すライフストリームを本来の流れである内部の流れに戻すためにノルスポルに集まったが、そこで後述するジェノバの「擬態能力」に騙され、ウイルスを渡されることによってその大多数がモンスターに変えられてしまった。しかし、わずかながらそれに騙されず生き残った古代種により、ジェノバは同地に封印された。 ジェノバ自身は相手の記憶等を読みとりその中の人物に姿を変える「擬態能力」を持っており、墜落直後は集まった古代種たちの記憶から彼らの身内の姿に擬態して彼らに接近し、気を許した者をモンスターに変えていった。本編においても、各地で見られる「セフィロスの姿に擬態したジェノバによる行動」が、周囲の者達に「セフィロスによる行動」として認識されている描写が存在する。 また、ジェノバはその体をバラバラにされてもその破片を寄せ集めて再生しようとする再生能力(リユニオン)を持っており、それは作中ではセフィロス・コピーと呼ばれる者達がセフィロスの元へ向かおうとする行動となって現れる。
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