古代における使用例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/24 09:47 UTC 版)
律令の儀制令において、華夷に対する文書では「皇帝」と称することが定められていた。「華夷」の解釈には外国、もしくは日本と外国など様々な説がある。淳仁天皇期には皇帝の尊号が贈られた事例がある。天平宝字2年(758年)に淳仁に譲位した孝謙天皇は「宝字称徳孝謙皇帝」、孝謙天皇の父である聖武天皇は「勝宝感神聖武皇帝」の尊号を贈られており、さらに翌年には淳仁の父である故・舎人親王が「崇道尽敬皇帝」の尊号を贈られている。これらは当時権力を保持していた藤原仲麻呂の唐風志向によるものであると見られており、官職の唐風改称と同時期に行われている。
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