受信形式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 06:43 UTC 版)
受信形式としては、下記のようなモードがある。 スキャニング受信(scanning reception) 1本の受波音響ビームを走査させながら受信する方式。 待ち受け受信(preformed beam reception) 複数方向にあらかじめ形成された受波音響ビーム(preformed beam)によって同時に受信する方式。 スプリットビーム受信(split beam reception; 双ビーム受信とも) ある方向に対して音響中心位置の異なる2つの受波音響ビームを構成しておく方式。これらの音響ビームで同一信号を同時に受信して、到達時間差を位相差として検出して、目標の方向を特定できる。 またこれらの古典的なモードのほか、所定の方向に主極を向けつつ妨害音の方向の感度が最小になるように自動的に指向性を制御する適合ビームフォーミング(adaptive beamforming, ABF)などの新しい方式も登場している。 パッシブ・ソナーの音響信号処理の基本は、信号のスペクトル解析による周波数情報と方位情報の抽出である。スペクトル解析には高速フーリエ変換(FFT)や最大エントロピー法(MEM)が用いられる。
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