反転行進射撃の発明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/29 04:53 UTC 版)
「ウィレム・ローデウェイク (ナッサウ=ディレンブルク伯)」の記事における「反転行進射撃の発明」の解説
この戦いで、ウィレム・ローデウェイクは極めて重要な役割を果たした。彼は古代のアエリアヌス・タクティクスの著作を読んだ後で、1594年12月8日にマウリッツへ送った手紙でローマ帝国時代の軍制をオランダも取り入れるよう提案した。アエリアヌスは剣(グラディウス)と投槍(ピルム)を用いた兵の効果的な運用として反転行進(カウンターマーチ)を論じているのだが、ウィレム・ローデウェイクはこれが近世の小火器による戦闘にも有効だ考えたのである。 .mw-parser-output .templatequote{overflow:hidden;margin:1em 0;padding:0 40px}.mw-parser-output .templatequote .templatequotecite{line-height:1.5em;text-align:left;padding-left:1.6em;margin-top:0}私は、マスケット兵やその他の銃兵が、ただ発砲するだけでなく戦場でもそれを命令に従って効果的に行うための訓練法を発見したのです(すなわち、随意射撃や遮蔽物を利用した射撃とは違うのです)。まず最初の横隊が一斉射撃すると、彼らは訓練で学んだとおりに後方へ行進します。すると第二の横隊が前に出る、もしくはその場にとどまったまま、最初の横隊と同様に一斉射撃をするのです。同じ流れを複数の横隊が繰り返し、最後の横隊が射撃を終えるころには最初の横隊が装填を済ませていますから、また同じことを続けることができるのです...... —ウィレム・ローデウェイク・ファン・ナッサウ ウィレム・ローデウェイクは「我らの父」(西フリジア語: Us Heit)という通称で呼ばれた。
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