反論本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 14:55 UTC 版)
本作品およびその他のムーア作品(映画や著作)に対し、「作為的な編集がされている」「扇動的」「ヤラセ」などの批判も出ており、アメリカではムーアに対する反論本も出版された(邦題『アホでマヌケなマイケル・ムーア』、白夜書房:2004年)。 映画では、「ブッシュ大統領は大量破壊兵器がイラクになかったのを知っていたのに国民に嘘をついて開戦した」という問題を事実として描いているが、この可能性は論争の的ではあっても「事実」としては認められていない。例えば、この議論に関して911委員会はこの可能性を否定している。 社会学者の宮台真司も『サブカル「真」論』(ウェイツ:2005年)において、「この映画はムーア支持者や民主党支持者といった「反ブッシュ」の溜飲を下げるためのもので、ブッシュ支持者を巻き込む作りにはなっていない」と批判。さらに、「『ブッシュの悪』で『アメリカの悪』が覆い隠されてしまう可能性が危惧された」と述べている。
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