反論権法制化の各国の動向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/07 17:19 UTC 版)
フランス フランスでは、世界で初めて反論権の法制化を実施。1822年出版法によりプレスにおける反論権を導入した。1881年に体系化され今日に至っている。また、1972年には放送法にも反論権が盛り込まれた。 ドイツ ドイツでは、フランスの出版法を参考に、1831年にバーデン州出版法によって最初に反論権が制定された。ドイツ連邦では、1874年に帝國出版法として反論権を法制化された。第二次世界大戦終結後、各州で出版法から放送法、放送法からメディア法へと移行しつつ、ドイツでは武器対等の原則を採用しているのが特徴である。 韓国 韓国では、ドイツ法を参考・移植して、1980年に言論基本法が制定され、その中で反論権が盛り込まれ、その後に制定された定期刊行物登録等に関する法律(定刊法)・改正放送法、それらの法を一元化した言論仲裁および被害救済等に関する法律(報道被害救済法)にも反論権は盛り込まれた。 英米法圏の国々 アメリカ・カナダ・英国・ニュージーランド等の英米法の国々では、法制化されていない。
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