原子力プラント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 05:27 UTC 版)
原子力プラントを主機関として採用するかどうかについては議論の的となっていた。アメリカ海軍では2011年から11隻の巡洋艦の建造を始めたとすると1隻当り600万から800万USドル程度の費用増加で済むとしていた。原子力動力では燃料の頻繁な再補給が不要となるメリットに加えて、原油価格の上昇によって燃料経費が大幅に削減できる点についても考慮されていた。 Defense Newsの情報によると、次期巡洋艦はズムウォルト級ミサイル駆逐艦をベースとする通常動力・電気推進の1万4,000トン級CG(X)で建造数は14隻、そして二つ目が新型の2万5,000トン級原子力巡洋艦CGN(X)で5隻の建造が計画されていた。 2万5,000トン級原子力巡洋艦CGN(X)の主任務は洋上でのミサイル防衛であり、現在3隻が配備されている完全ABMD(イージス弾道ミサイル防衛)能力巡洋艦(イージス巡洋艦の「レイク・エリー」(CG-70)、「ポート・ロイヤル」(CG-73)、「シャイロー」(CG-67))の後継艦となる計画であった。ミサイル防衛能力は1万4,000トン級CG(X)より高度なシステムが採用されるという計画であった。
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