原型と広がり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/04/21 06:47 UTC 版)
シンガポールガールの象徴的なイメージとブランドは1968年に、現在のマレーシア航空とシンガポール航空が同一の航空会社であったマレーシア・シンガポール航空時代に国際線のネットワークの開発と拡張を行っていた時期に作られた。サロンケバヤ"Sarong Kebaya"のユニフォームを最初に導入したのはマレーシア・シンガポール航空(MSA)で客室乗務員が着用し、後にシンガポール航空の重要な企業イメージとして開発されている。同根のマレーシア航空の客室乗務員もこのサロンケバヤを身にまとっている。ブランドの原型はイアン・ベイティ(Ian Batey)により開発された。マレーシア・シンガポール航空の運航は1972年10月1日で終わり、その後シンガポール航空とマレーシア航空がそれぞれ引き継ぐことになった。今日でも続くシンガポールガールのイメージは1972年に確立しシンガポール航空はフランスのオートクチュールデザイナーピエール・バルマンを起用し今までの客室乗務員用のユニフォームを刷新した。このとき以来、世界中でシンガポール航空固有のブランディングとして認識され様々なメディアに広告塔としてシンガポールガールである客室乗務員が登場している。シンガポールガールはシンガポール航空のスローガンである"A Great Way To Fly".と共に視覚的な商標やブランドとなった。シンガポールガールは「アジアの価値とおもてなし」を生むと言われ、「人を思いやり、温かく親切、上品で穏やか」であると評されている。シンガポールガールの蝋人形が作られロンドンのマダム・タッソー館に1994年に設置された。21世紀に入ってからシンガポールガールはB777−300ERのビジネスクラスのテレビCMや、2007年10月25日のシドニーへのA380の初商業運航でその姿を見ることが出来る。
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