南北首脳会談(なんぼくしゅのうかいだん)
韓国と北朝鮮の両首脳が2000年6月、史上初の対面会談を行った。韓国側からは1998年2月に就任した金大中大統領、北朝鮮側からは1997年10月に就任した金正日総書記が出席した。
1994年の金日成主席の急死の後、南北の対話は平行線をたどっていたが、北朝鮮に積極的な経済援助を実施するなど柔軟な姿勢を打ち出した金大中大統領の太陽政策で状況は変わった。
2000年3月に発表した「ベルリン宣言」では、北朝鮮に対し、電力や農業施設などの社会基盤を整備することが提案された。
南北は、在韓米軍問題とミサイル・核兵器問題や1999年6月に発生した黄海侵犯に対する銃撃事件などの安全保障の問題をはじめ、離散家族や食料支援の問題など数多くの課題を抱えている。
対話をさらに進め、民族の和解と団結、交流と協力、平和と統一の実現に向けての第一歩を踏み出すことが期待されている。
(2000.05.20更新)
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