南アメリカの軍事政権との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/18 15:50 UTC 版)
「リーチオ・ジェッリ」の記事における「南アメリカの軍事政権との関係」の解説
その後1950年代の冷戦下において、「反共産主義」を掲げた軍事政権を維持していたアルゼンチンのファン・ペロン大統領や、ペロン大統領と親しいパラグアイのアルフレド・ストロエスネル大統領などの軍事政権の首脳陣、そしてボリビアの軍事政権の私兵集団や秘密警察などとの関係を深めた。 なおこの際には、第二次世界大戦後にジェッリの協力を得てアルゼンチンやボリビアなどに逃亡し、その後アルゼンチン軍やボリビア政府の顧問となっていたクラウス・バルビーをはじめとするドイツの戦犯容疑者らが両者の関係を取り持つこととなった。 その後ジェッリは、駐伊アルゼンチン大使館の「経済顧問」に就任し、イタリアやフランスをはじめとするヨーロッパ各国の最新兵器のアルゼンチンなどへの輸出利権に深く関わっていただけでなく、その後1970年代にアルゼンチンで巻き起こった「汚い戦争」や、1982年に勃発した「フォークランド紛争」においてアルゼンチン軍に大戦果をもたらした「エグゾセ・ミサイル」のアルゼンチンへの供給を行うなど、アルゼンチン政府への協力を惜しまなかった。
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