半島的性格論に対する批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/07 05:17 UTC 版)
「半島的性格論」の記事における「半島的性格論に対する批判」の解説
李基白(朝鮮語版)(朝鮮語: 이기백、西江大学)は、三品彰英の「半島的性格論」を「決して学問という名に値するような性質のものでない」と述べている。李基白は、満洲を支配することができた否かという領土の歴史ではなく、人間の歴史に視点を変えなければならないと主張しており、「半島的性格論」自体が出鱈目であるため、それに対する反論も出鱈目にならざるを得ず、「広い領土を支配した軍事大国こそが偉大な国家であるという古い歴史認識から脱しなければならない。私たちの目を民族内部に向けなければならない。民族内部の矛盾を改革して、歴史を前進させる努力が歴史的に高く評価されなければならない。そうすることで、偉大な民族、偉大な国家を成し遂げることができる精神的土台を築くことができる」と述べている。また李基白は、疑似歴史家は「半島的性格論」に対して、朝鮮民族はもともと満洲を支配していたと反論するが、一見もっともらしい反論のように思えるが、日本が掘った墓穴に落ちており、それは「半島的性格論」自体は正しいことを認めているためであり、したがって、満洲を喪失した高麗王朝、李氏朝鮮、大韓民国は永遠に大陸と海洋に振り回され続けることになるため、満洲は朝鮮固有の領土などとという無理筋な主張をしかねないと批判している。
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