北朝鮮攻撃説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 16:17 UTC 版)
「漣川軍部隊銃乱射事件」の記事における「北朝鮮攻撃説」の解説
漣川郡銃器事件遺族対策委員会などはこの事件を「非合法な作戦行動中の戦死を隠蔽するべく国防部が捏造した事件」だと主張している 彼らは陸軍合同捜査団の調査報告について、手榴弾が炸裂した内務室に血痕などの痕跡が残っていない、上等兵らはいずれも自分のものでない寝台の上で死んでいた、炊事室やトレーニング室に薬莢など発砲の痕跡が全くないなど不審な点を指摘し、また2人の兵士からでっち上げ事件だという証言を得たとしている。 これによれば、当時キム中尉は死亡した上等兵らを率い、警戒地点より更に前方で何らかの非合法な作戦行動を行っていたという。 しかし、北朝鮮軍の襲撃を受け彼らのほとんどが戦死。国防部では作戦そのものを隠蔽する為にこの事件を捏造し、ロケット推進弾(恐らくはRPG-7のようなもの)で殺害された兵士の死体は内務室にて手榴弾で殺傷されたように擬装され、また銃撃されたものは炊事室とトレーニング室に運ばれ同様に擬装されたとされる。 これについて国防部は既に十分な調査検証が行われた事やキム一等兵の自供などを根拠とし、「襲撃後の極めて混乱した状況下で、いくつかの誤報があったものの、これまでの調査で全ての事実が明らかになった」として、北朝鮮攻撃説を否定している。
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