化鯨の祟り?
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 08:50 UTC 版)
「ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター」も参照 妖怪漫画を生業とする漫画家・水木しげるは、紙芝居を描いていた1950年代、化鯨の話に執りかかったところ急な高熱に倒れて制作を断念したという。あのときは化鯨に祟られたのではなかったかと、水木は後年の著書の中で述べている。後に『ゲゲゲの鬼太郎』アニメ第4作や漫画「妖怪千物語」でも登場した。どちらでも、神聖で善良な存在として鬼太郎達を助けたが、アニメの最初の登場話を担当した脚本家の一人・橋本裕志は水木の様に祟られるのではないかと心配したと言う。ただし、「別冊新評 水木しげるの世界」では高熱に苦しんだのは「化け鯨」ではなくて「化けガラス」の制作中だとされている。 また、島根の隠岐周辺はクジラにまつわる伝説が多いが、隠岐の知夫湾に明和元年にクジラが流れ着いて以来、火災や疫病などの災いが続いたことがあった。これはクジラの祟りと考えられ、クジラの霊を慰めるために手踊りを奉納したのが、一宮神社奉納歌舞伎のはじまりといわれている。
※この「化鯨の祟り?」の解説は、「化鯨」の解説の一部です。
「化鯨の祟り?」を含む「化鯨」の記事については、「化鯨」の概要を参照ください。
- 化鯨の祟り?のページへのリンク