勾留の延長
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 16:20 UTC 版)
「弘前大教授夫人殺し事件」の記事における「勾留の延長」の解説
那須の身柄拘束状況08月22日 本件逮捕(殺人) 08月25日 勾留開始(最大10日間) 09月03日 勾留延長(最大10日間) 09月12日 鑑定留置(最大30日間) 10月12日 別件逮捕(銃砲等所持禁止令違反) 10月14日 勾留開始(最大10日間) 10月22日 本件再逮捕 10月24日 本件起訴 市警と地検は、押収した証拠物の鑑定や、事件の動機と見なした変態性欲を確認するための那須に対する精神鑑定も行ったが、その結果はなかなか出揃わなかった。逮捕から勾留期限の10日間と延長期限のさらなる10日間が過ぎ、精神鑑定によってさらに認められた30日間の鑑定留置も決定的な証拠の見つからないままに過ぎ去った。 窮余の策として、市警は鑑定留置期限の前日10月12日に銃砲等所持禁止令違反容疑で那須を再逮捕した。那須が子供の頃に玩具にしていた骨董品の拳銃については、9月7日に不法所持について始末書を提出して済まされていたはずであった。この別件逮捕に加え、市警は微罪を理由とした保釈を防ぐために、殺人罪という以前と同じ罪状で10月22日に異例の再逮捕を行っている。だが、那須は2日後に起訴されるまで一貫して自白を拒否し続けた(ただし、「裁判の結果無期懲役になろうが何うなろうが裁判長の認定に任せる。控訴する気持はない」との那須の供述は後の裁判で自白として扱われた)。
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