勾留中の被疑者逃走
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 19:58 UTC 版)
2018年8月12日、強盗致傷等の容疑で勾留中の被疑者の男が逃走するという事件が発生した。被疑者は逃走直前まで弁護士と接見しており、弁護士は誰にも接見終了を告げずに警察署を後にした。それから1時間40分後、接見が長すぎることを不審に思った署員が面会室を確認したところ、被疑者は両者を仕切るアクリル板を破壊して逃走していた。その後、被疑者は9月29日に山口県周南市の道の駅ソレーネ周南で日本一周の自転車旅行中を装っていたところを逮捕された。 この事件を受け、大阪府警は10月12日に署長の更迭を含む関係者計14人への処分を下した。のちに、被疑者が逃走した際、富田林署の留置管理担当で、同被疑者が逃走した日を担当していた警官が持ち込みを禁止されている携帯電話で、プロ野球中継の結果やアダルトサイトを閲覧していた事が伝えられた。 なお、この男は、2020年7月の大阪地方裁判所支部における裁判で、最終的に懲役17年の判決が下された。
※この「勾留中の被疑者逃走」の解説は、「富田林警察署」の解説の一部です。
「勾留中の被疑者逃走」を含む「富田林警察署」の記事については、「富田林警察署」の概要を参照ください。
- 勾留中の被疑者逃走のページへのリンク