劣化した音質の補完
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 16:58 UTC 版)
音楽鑑賞用途において、非可逆圧縮音声にありがちな音質の劣化を改善するため、デジタル音響機器の一部には音質補完技術が搭載されている。主に使われているのは失われた高周波数音域を擬似的に復元する手法で、原音の通りに復元することは不可能だが、それに近い波形を再現することができる。しかし品質の低い圧縮で耳障りなノイズが付加された場合などにはほとんど効果がない。各メーカーが独自に実装しており、ソニーの「DSEE」、ヤマハの「ミュージックエンハンサー」、パイオニアの「アドバンスド・サウンドレトリバー」、ケンウッドの「Supreme」などがある。デジタルオーディオプレーヤーやAVアンプなどの機器だけでなくパソコン用の再生ソフトウェアにも同様の技術を搭載した製品がある。
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