前々史『便所虫』~『BEE-BEE』の時代
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詳細は「高杉弾#日芸時代」を参照 すべての始まりは1974年に高杉弾が『X-MAGAZINE』『Jam』『HEAVEN』のルーツとなるミニコミ誌『便所虫』(冗談社)を日本大学芸術学部文芸学科内で創刊したことである。 『便所虫』は過激な内容(同級生女子の実名をあげてブス順にランク付けする企画など)から教授や体育会系の学生に疎まれ、配布したそばから勝手に回収され焼却処分されるなど数々の妨害工作、弾圧、襲撃に遭いながら後に『BEE-BEE』と誌名を変更して月刊で25号まで続く。 その後、友人の美沢真之助が『BEE-BEE』25号に隅田川乱一名義でプロレスとオカルトにまつわる原稿「オカルティズムとアフリカン格闘技と昨年度のマット界」を寄稿する。これが決め手となり『BEE-BEE』は月刊誌『本の雑誌』主催の「輝け!第1回全国ウスバカ的無価値的チリガミコーカン的ガリバン誌コピー誌熱血コンテスト」で優勝し、作家デビュー前の椎名誠からも高い評価を得る。 そうした矢先、高杉弾が大学8年間で卒業所要単位を習得できないほどの単位不足と2年分の学費滞納が原因で大学を中退することになり、自然消滅する形で『BEE-BEE』は1977年頃に廃刊した。
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