利用者増と電話番号逼迫対策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 07:56 UTC 版)
「日本における携帯電話」の記事における「利用者増と電話番号逼迫対策」の解説
更に、携帯電話の爆発的な普及により、数回にわたる電話番号逼迫対策が行われた。1988年に160km以内は030-bc-defgh(a、b等の文字は 1から9 までの数字である)、160km超は040-bc-defghの準地域無指定方式に移行してからは最大1,000万契約まで収容できるようになったが、1995年頃から番号が不足してきたため、1996年には160km以内080-bc-defgh、160km超090-bc-defghも追加された。同年に010-bc-defghが追加されると040-bc-defgh及び090-bc-defghは一旦廃止され、完全地域無指定方式に移行した。 1997年には020-bc-defghも割り当てられるとともに、同年から翌年にかけて一旦廃止された040-bc-defgh及び090-bc-defghも再び用いられた。それでも番号容量が不足したため、1999年から090-abcd-efgh(aは10桁時の2桁目の番号)の11桁に移行した。 2002年からは080-abcd-efghも追加されたが、2012年にはPHS専用だった070-abcd-efgh(aとしては5と6がPHSで使用済みのため、1、2、3、4、7、8、9を携帯電話に割り当てる)を携帯電話に開放する方針が総務省から発表され、2013年11月より導入(モジュール組み込み型など、音声を伴わない契約に関しては、2013年2月以降先行実施)。なお、導入までの間に逼迫が生じた場合は、これまで未割当となっていた090-abcd-efghの割り当てによって当面凌ぐとしている(080-0bcd-efghは、着信課金番号の0800-bcd-efghとして、使用されているため、携帯電話用途に用いることはできない)。 前述のとおりPHSサービス(一部)が2021年1月末に提供終了したが、「070-5〜6」の電話番号帯の利用予定は未定である。
※この「利用者増と電話番号逼迫対策」の解説は、「日本における携帯電話」の解説の一部です。
「利用者増と電話番号逼迫対策」を含む「日本における携帯電話」の記事については、「日本における携帯電話」の概要を参照ください。
- 利用者増と電話番号逼迫対策のページへのリンク