分散テスト Errosion Test
一般的に,泥岩(頁岩)は水系泥水と接触すると,水和して細粒化し,泥水の粘性を上昇させたり,張り付きを生じさせたりする傾向をもっている。このような細粒化傾向をできるだけ小さくするにはどのような組成の泥水が良好であるかを検討するためのテストが分散テストである。テストは以下の手順にて行われる。�@泥岩試料を60℃で乾燥後粉砕し,3.5~10メッシュのふるいを使用してふるい分け,分散テスト用試料を調製する。�A調製した泥岩試料100gを泥水養生セルに入れる。�B予め作液した評価用泥水400mlを泥岩試料を入れた養生セル内に入れ,養生セルを密閉しセットする。�C泥岩試料及び評価用泥水の入った養生セルを65℃の温度下で16時間回転養生する。�D16時間後セルを冷却し,セル内の試料を全量32メッシュのふるいを通して水洗し,32メッシュふるい上に残った泥岩試料を乾燥後重量測定し,次式によって32メッシュふるい回収率を求める。32メッシュふるい回収率(%)=32メッシュふるい回収量(g)/養生前の泥岩試料の量(g)×100同一試料について,32メッシュふるい回収率の大きい泥水ほど泥化抑制力の大きい障害の小さい良好な泥水と言える。 | |
分野 | 掘削流体 |
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