凶行後の余罪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 14:51 UTC 版)
「名古屋市中区栄スナックバー経営者殺害事件」の記事における「凶行後の余罪」の解説
事件後、Bは同2002年3月14日午後8時30分頃から午後11時45分頃、名古屋市熱田区内の居酒屋でビール2本ほか7点の飲食物(代金合計5300円相当)を無銭飲食し、経営者所有の現金5万9000円・伝票9枚を窃取した。 事件翌日の2002年3月15日、Bは名古屋市熱田区内のスナックに客を装って来店し、その店の女性経営者が別の客を見送るために店外に出たのを見計らい、店内を物色したが、経営者に見つかってもみ合いになり、その直前にいったん退店した客も騒ぎに気付いて戻ってきたため、財布の入った上着を脱ぎ捨てて逃走した。 さらにBは2002年3月16日頃、名古屋市熱田区内の病院地下1階男性職員用更衣室に侵入し、男性職員1名所有の作業着1着(時価約300円相当)を窃取した。 またBは同日頃、名古屋市熱田区内のビル2階にあった会社管理倉庫に侵入し、同社代表取締役が管理していた入浴剤2箱(時価合計約2000円相当)を窃取した。 「(証拠隠滅の)後始末をうまくやれた」と思い込んでいたBは、事件後も無銭飲食を繰り返しつつ名古屋市内に留まっており、現場から逃走した直後も「早く遠くに逃げよう」とは思わず、まずタクシーで名古屋駅周辺に向かい、サウナで一泊した。 しかし、ビール瓶に残ったBの指紋を証拠に愛知県警が目星をつけていたため、事件2日後の2002年3月16日夕方に金山駅前で捜索中の警官に呼び止められ、逮捕された。当時52歳で、この時点で人生の半分近くの23年10カ月間を刑務所で暮らしていたBはこの日以降、二度と塀の外を歩くことはなかった。
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