冷却・騒音・消費電力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 16:16 UTC 版)
「PlayStation 3」の記事における「冷却・騒音・消費電力」の解説
高速CPU/GPUを使用するため、静音性と冷却の両立のため大型ヒートシンクと16センチメートル(cm)大型冷却ファンを搭載。40 GBモデルではCellが65 nmプロセス版に変わっているため、発熱が抑えられている。80 GBモデル(CECHL01/CECHK01)ではRSXも65 nmプロセス版になっており、更に発熱が抑えられている。室温より高温の空気は上昇するため、縦置きの方が排熱効率は高いと見られる(初期型はセンサー位置に問題があるのか同じ環境でも縦置き時に、極端にファンが低回転になり熱くなる)。 最大騒音は36デシベル(dB)(40 GBモデルは30 dB)と公表されている。2倍速のBD(データ転送量はDVDの6倍速に相当)ディスクドライブ、16 cm排熱ファンは共に回転速度が遅いため、薄型PS2に近い静粛性である。 仕様上の最大消費電力は380 W(40 GBモデルは280 W)と公表されているが、これは電源容量を指す。XMB使用時で約165から170 W(40 GBモデルでは約130から132 W)、BD-Video再生時には約170から174 W(40 GBモデルでは約134から137 W)、ゲームは約170から197 W(40 GBモデルでは約142から158 W)となる。また、最新ファームウェアにすることによって低下していることも判明した。 CECH-2000A(120 GBモデル/250ワット(W))では、45 nm版Cell、65 nm版RSX、更に小型化した250 W電源等によりレイアウトも変更されており、冷却機構も小型化され、ファンも10 cmファンに変更されている。XMB使用時で約76 W、BD-Video再生時には約83 W、ゲーム時は約81から101 Wである。
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