冬帝

デジタル大辞泉

とう‐てい【冬帝】

読み方：とうてい

冬の神。《季 冬》

季語・季題辞典

冬帝

読み方：トウテイ（ｔｏｕｔｅｉ）

冬のこと

季節 冬

分類 時候

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

冬帝

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 08:41 UTC 版)

名詞

冬 帝（とうてい）

1. ［中国神話^(wp)、道教^(wp)］　玄武と同一視される玄帝（中国の、冬を司る神）の異名。
   • 玄武は、中国の、北方の守護神・霊獣^(wp)。中国四神^(wp)の一柱。
2. （1より転じて、）冬。
3. ［季語］　（1より転じて、）冬を司る神。冬の季語（仲冬を主とした三冬の季語）で、天文季題。
4. ［季語］　（2より転じて、）冬。冬の季語（仲冬を主とした三冬の季語）で、時候季題。

   • 冬帝 先（ま）づ日（ひ）をなげかけて 駒ケ嶽^{（こまがたけ）}（高浜虚子）

   • 本項では区別しているが、語義の3と4は同じものとして扱われることが多い。そのためか、「冬帝」の季題としての分類は天文とされたり時候とされたりする。

発音^(?)

と↗ーてー

語源

玄武（玄帝）が、北方を守護し、冬を司る神格^(wp)であることから。

関連語

類義語

• 語義1

• 完全同義語 ：玄帝（擬人観^(wp)の強い玄武）
• ほぼ同義語 ：玄武
• 類義語 ：黒帝（cf. w:zh:玄天上帝）

• 語義2

• 玄帝
• 玄冬
• 黒帝

• 語義3

• 玄帝
• 黒帝

• 語義2

• 玄帝
• 玄冬
• 黒帝
• 冬将軍^(wp)　：「冬将軍」と「冬帝」はいずれも冬の季語であるが、前者がひたすらに厳しい寒気を強調するのに対して、後者に縛りは無く、冬の澄みわたった青空や心和む冬の気分なども謳われる。

対義語

• 語義2・4

• 炎帝^(wp) ：夏を対義と見做した場合に限る。