再循環ポンプ
沸騰水型原子炉(BWR)の原子炉冷却水系は、原子炉圧力容器、原子炉再循環系及び主蒸気系からなっており、再循環ポンプは原子炉再循環系構成機器の一つである。原子炉再循環系は、原子炉(圧力)容器内の原子炉冷却水を、原子炉再循環ポンプによりジェットポンプを介して炉心へ強制循環させ、炉心で発生した熱を除去する機能のほか、ポンプの速度を制御して炉心へ冷却水供給量を変化させて原子炉熱出力を制御する機能をもつ。電気出力110万kW級の原子炉は、再循環系を2系統もっている。 加圧水型原子炉(PWR)では、蒸気発生器を通った水を再び原子炉圧力容器へ戻すのは一次冷却材ポンプの役目である。ただし、同じ出力(電気出力110万kW)で比較するとBWRの再循環ポンプ2台に対して、PWRの冷却材ポンプは4台ある。
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