円通院 (宮城県松島町)とは? わかりやすく解説

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円通院 (宮城県松島町)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/05 09:06 UTC 版)

円通院えんつういん
所在地 宮城県宮城郡松島町松島字町内67
位置 北緯38度22分16.8秒 東経141度3分34.8秒 / 北緯38.371333度 東経141.059667度 / 38.371333; 141.059667
宗旨 臨済宗妙心寺派
本尊 聖観世音菩薩
創建年 正保4年(1647年
開山 洞水(瑞巌寺第100世和尚)
開基 伊達忠宗
別称 バラ寺、薔薇寺
札所等 三陸三十三観音霊場・第1番札所
文化財 圓通院霊屋 附厨子1基・棟札1枚
公式サイト 円通院
法人番号 9370605000267
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円通院(えんつういん。旧字体:圓通院)は、宮城県宮城郡松島町日本三景松島)にある臨済宗妙心寺派の寺院である。本尊は聖観世音菩薩。瑞巌寺の南側に隣接してある。通称バラ寺」「薔薇寺」[1]

概要

霊廟 三慧殿
石庭「雲外天地の庭」

19歳で早世した伊達光宗菩提寺であり、光宗の霊廟である三慧殿が「圓通院霊屋」の名で国の重要文化財に指定されている。光宗は仙台藩第2代藩主・伊達忠宗の次男であり、仙台藩祖・伊達政宗からみると孫にあたる。

三慧殿の厨子には、慶長遣欧使節を率いた支倉常長西洋から持ち帰ったバラと、フィレンツェを象徴する水仙が描かれている。この厨子のバラをヒントに天野明道住職が、「白華峰西洋の庭」(6,000m2)にバラを植えて一般の観覧に供したため、「薔薇寺」の異名でも呼ばれるようになった。ただし、バラは開花時期が限られるため、院内を覆うコケの方が印象深い。

そのほか、数珠作り体験と、庭園のライトアップで知られる。境内には「縁結び観音」もある。

文化財

重要文化財(国指定)

  • 圓通院霊屋 附厨子1基、棟札1枚

町指定有形文化財

  • 大悲亭(本堂)
  • 山門
  • 木造聖観音坐像(本尊)

アクセス

JR仙石線松島海岸駅から徒歩5分、JR東北本線松島駅から徒歩20分。

脚注

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