円通寺 (鴻巣市)とは? わかりやすく解説

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円通寺 (鴻巣市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/15 03:48 UTC 版)

円通寺
所在地 埼玉県鴻巣市屈巣2147
位置 北緯36度05分05.6秒 東経139度30分39.7秒 / 北緯36.084889度 東経139.511028度 / 36.084889; 139.511028座標: 北緯36度05分05.6秒 東経139度30分39.7秒 / 北緯36.084889度 東経139.511028度 / 36.084889; 139.511028
山号 瑞王山
宗派 臨済宗円覚寺派
創建年 弘安10年(1287年
開基 大友光吉
中興年 宝永6年(1709年)以前
中興 礼山碩知
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円通寺(えんつうじ)は、埼玉県鴻巣市にある臨済宗円覚寺派寺院

歴史

1287年弘安10年)、大友光吉の開基である。その後、1709年宝永6年)寂の礼山碩知によって中興された[1]

観音堂と加藤清正の愛馬伝説

少し離れたところに「観音堂」がある。1646年正保3年)寂の心清宗伝によって創建され、馬頭観音が安置されている[1]

この観音堂には、加藤清正の愛馬に関する伝説が残されている。内容は下記の通りである[1]

慶長年間(1596年 - 1615年)、加藤清正は上野国館林藩藩主榊原康政の嫡男康勝に嫁いだ娘(本浄院)に会いに行ったところ、当地において愛馬が病に倒れた。清正は、もし愛馬が亡くなったら当地に葬り、そして皮を剝いではならないと厳命した。ところが、数人の村人は清正の命に反し皮を剥ごうとしたところ、愛馬は目を開いて光を放ち、雷鳴のような鳴き声を上げて、びっくりした村人は逃げ出してしまった。これ以降、当地では馬の皮を剥ぐことが禁じられたという。

文化財

  • 円通寺の石塔(板碑と宝篋印塔)(鴻巣市指定有形文化財 平成7年3月23日指定)[2]
  • 円通寺の三十三観音(鴻巣市指定有形文化財 平成7年3月23日指定)[2]
  • 円通寺の観音堂(鴻巣市指定有形文化財 平成13年3月28日指定)[2]
  • 円通寺観音堂木造馬頭観世音菩薩坐像(鴻巣市指定有形文化財 平成13年3月28日指定)[2]
  • 円通寺観音堂木造神馬(鴻巣市指定有形文化財 平成13年3月28日指定)[2]
  • 圓通寺観音堂宮殿(鴻巣市指定有形文化財 令和5年10月10日指定)[2]

交通アクセス

脚注

  1. ^ a b c 埼玉県佛教会 監修『埼玉のお寺 埼玉県寺院全集』千秋社、2001年、390p
  2. ^ a b c d e f 国・県・市指定文化財一覧鴻巣市

参考文献

  • 埼玉県佛教会 監修『埼玉のお寺 埼玉県寺院全集』千秋社、2001年



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