内部領域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 15:54 UTC 版)
SINE はその様々なモジュール、すなわちその配列上のセクション分けによって特徴づけられる。SINEは、必ずではないが頭部、体部、尾部[訳語疑問点]からなる。頭部はSINEの5’末端にあり、RNAポリメラーゼIIIにより合成されたリボソームRNAや tRNAに由来する。頭部にはそのSINEがどの内在性要素に由来して転写機構を寄生的に利用したかについての情報が含まれる。たとえばAlu配列 は、大量にあるリボヌクレオタンパク質であるSRPのRNA要素であり、RNAポリメラーゼIIIにより転写される7SL RNAに由来する。SINEの体部の起源はあきらかではないが、対応するLINEとの相同性を保っている場合が多く、そのためSINEがLINEによりコーディングされる(特定のモチーフを認識する)エンドヌクレアーゼ(英語版)と寄生的に共選択することが可能となっている。SINEの3’末端側はさまざまな長さの短く単純な反復配列からなる。2つ(もしくはそれ以上)のSINEがこの単純反復サイトで結合し2量体を形成することがある。頭部と尾部のみを持つ SINE は単純SINE[訳語疑問点]と呼ばれ、体部も持つものおよび複数のSINEが結合したものは複合SINE[訳語疑問点]と呼ばれる。
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