内視鏡手術
別名:内視鏡オペ、内視鏡外科手術
内視鏡を使用することで、腹などを大きく切り開くことなく外科手術を行う方法。内視鏡を用いた手術。
従来の外科手術では、胸部や腹部を切開し、臓器を直接に触れる形で処置が行われる。内視鏡手術では、内視鏡を通せるだけの穴、および、手術器具を通せるだけの穴を腹部に開けて、内視鏡で撮影された映像をモニター越しに確認しつつ器具を遠隔操作して手術を行う。
内視鏡手術で腹にあけられる穴は、大きくても直径数センチメートル、小さいものだと直径1センチメートル未満ほどとなっている。
通常の外科手術における開腹も、内視鏡手術における穴も、それ自体は人体にとっては傷に他ならない。この観点から、内視鏡手術は手術のために作られる傷をより小さなものに留めることができるといえる。傷が小さければ、身体への負担も小さく、回復も早い。術後の入院期間も短縮され、手術跡も小さくなる。
内視鏡手術は、国内では1990年に初めて胆のう摘出手術に用いられた。その後技術が進歩し、今ではさまざまな外科手術が内視鏡手術で実現できるようになっている。
なお単に「内視鏡」といえば胃カメラなども含まれる。胃カメラは内視鏡検査に使用され、内科に区分される。
関連サイト:
内視鏡外科手術の歴史 - オリンパス
ないしきょう‐しゅじゅつ〔ナイシキヤウ‐〕【内視鏡手術】
内視鏡手術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 09:01 UTC 版)
主に外科学領域において行われる内視鏡を用いた手術全般を指して使われることが多い。内視鏡手術は、手術創が従来の開腹・開胸手術等に比べ小さく、術後の臥床期間を短縮することができ、近年多くの手術で普及している。一般に以下の術式がある。 腹腔鏡手術 胸腔鏡手術 膀胱鏡手術 関節鏡手術 脊椎内視鏡手術
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