内在性カンナビノイド説とは? わかりやすく解説

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内在性カンナビノイド説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/07 10:00 UTC 版)

ランナーズハイ (生体)」の記事における「内在性カンナビノイド説」の解説

2015年頃からの研究により、ランナーズハイもたらせ物質はβエンドルフィンではなく体内生成される脳内麻薬一種である内在性カンナビノイド属す化学物質であるとする説が提示された。内在性カンナビノイドは、マリファナ含まれるTHC同様に不安を和らげたり痛み感じにくくさせる性質がある。2015年ネズミ使った実験では、ホイール乗せられ走らされネズミアナンダミド呼ばれる内在性カンナビノイド生成されたことが確認された。そのネズミ熱したプレート乗せストレス対す反応観察した結果ネズミ血中アナンダミド増加し熱さ反応するまでに通常より時間かかった。さらにアナンダミド受容体ブロックし実験では、長距離走っていないネズミ同様に、熱いプレート早く反応する結果となった一方、βエンドルフィン受容体ブロックしたところ、熱いプレート対す反応には全く変化見られず、このことからこれまで考えられてきたβエンドルフィン説は覆り、内在性カンナビノイドランナーズハイ原因物質であるとされた。

※この「内在性カンナビノイド説」の解説は、「ランナーズハイ (生体)」の解説の一部です。
「内在性カンナビノイド説」を含む「ランナーズハイ (生体)」の記事については、「ランナーズハイ (生体)」の概要を参照ください。

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