兵力数・序盤戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 13:43 UTC 版)
カエサル軍は5個軍団30,000(第9、第10、第13、第14及びガリア兵からなる第5の各軍団)及び騎兵4,000(ゲルマニア及びガリア騎兵)であったのに対して、元老院派はローマ軍団歩兵35,000、同盟諸国騎兵9,000を集めた。またヌミディア王国軍(歩兵部隊25,000、騎兵6,000、戦象120頭)を合わせてカエサル軍を上回る総勢60,000強の軍勢を擁し、自らの地盤でもあり兵站もカエサル軍に対して優位であった。 カエサル軍は元老院派に組するタプスス攻略に際し、タプススの南側(北・東・西を海に面し天然の要害であった)に3本の防衛ラインを構えて包囲、封じ込めた。カエサル軍はルスピナ(Ruspina、現:モナスティル)でティトゥス・ラビエヌス率いる騎兵部隊に敗北して損害を受けたが、カエサル軍は体制を立て直し、以降戦線は膠着状態となった。そのため、元老院派はカト及び守備部隊をウティカに残した上で、メテッルス・スキピオを軍総司令官として、タプスス失陥阻止及びラビエヌス部隊へ加勢の為、タプススへ向かった。
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