公職選挙法におけるダブル選挙
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/12 14:09 UTC 版)
「ダブル選挙」の記事における「公職選挙法におけるダブル選挙」の解説
都道府県議会議員選挙および都道府県知事選挙、市町村議会議員選挙および市町村長選挙はそれぞれ同時に行うことができる(119条1項)。議会議員および長の任期満了による選挙は任期が終わる日30日以内に行うが(33条1項)、同一地方公共団体の議会議員と長の任期満了日のずれが90日以内の場合には33条1項の規定に関わらず任期満了による選挙を同日に行うことができ(34条1項および34条4項)、この特例は「90日特例」と呼ばれている。90日特例を適用する場合には議会議員と長のうち一方の任期満了後に投票日を設定することもあるが、その場合でも任期が延長されることはない(東京都大田区では1999年3月14日に、東京都台東区では2007年3月18日と2019年3月17日に90日特例を適用して区長選と区議選を同日に行っているが、いずれの場合も区長の空席期間が生じている)。「90日特例」の制度は1997年の公職選挙法改正で導入された。 また、都道府県選挙管理委員会は市町村の選挙(市町村議会議員および市町村長選挙)を都道府県の選挙(都道府県議会議員および都道府県知事選挙)と同時に行わせることができる(119条2項)。
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